風の旋律

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zoom RSS 写真でつづる「第11回掛川新茶マラソン」 4

<<   作成日時 : 2016/04/23 20:48   >>

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4 坂を越えて、フィニッシュまで



ここを左に曲がれば
いよいよ連続坂上がり区間の始まりです。
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おお、早くもみんな歩いている。
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ペースはとんでもなく落ちていましたが
なんとか歩かずに上りきりました。


坂の上で民家の方が水を用意してくれていました。
ありがたかった。
今まで飲んだ中でいちばんおいしい水でした。
おかげで、苦手な下りも気分よくほいほい。





ゆっくりですが気持ちよく下ったところで
沿道から呼び止められました。
いっしょに写真を撮りたいというので
迷わず快諾。
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何人かと撮影。



この人は少し遅れて、
離れたとこらから素足で走ってきました。
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ちょっと時間が気になり始めましたが
そこまでしてくれると嬉しくなって
撮影会時間、延長。
仮装ランナーのかなしい習性。





手を振って再び走り出しましたが、しばらくしたころ
それは前触れもなく、突然やってきました。
…脚攣り。

兆候があれば
ペースを落としたりして対処したのですが
いきなりの痛み。
歩くことも辛い痛みでした。
膝に手を置いて
止まったまま痛みが引くのを待ちます。

座ると、二度と立てなくなる気がする。



…ピエロ、苦痛にゆがむ。

なんてことだ。
こんな状態でも
「これはブログのネタになるぞ」と
心の片隅でささやく自分がいます。


歯を食いしばり
痛む場所をさすりながら苦痛に耐えます。

「治まってくれ、ゆっくりでいいから走れる程度の痛みになってくれ」

「お願いです。マラソンの神様、どうか走らせてください」


… … … …

どれくらい経ったのだろう、
何人かのランナーが通り過ぎていったのは覚えています。



やがて、
痛みが少しおさまったので
脚を引きずりながらも歩き始めました。
制限時間の関係上、あまりのんびりとはできないぞ。

加減しながら恐る恐る走ってみます。
ゆっくりならなんとかいけそう。


上り区間は路面を見つめ
黙々と走りました。

歩くよりは多少速かったようです。
歩いている人たちを何人か抜いた気がします。
画像


上りも下りもきつい。


そして
前方のゆるやかな坂を上りきったところで
目にした光景が…





これ。
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上下に波打つコース。
まるでジェットコースターじゃぁないか。

そんなにスピードは出ないけど…


遥か坂の途中に30キロ地点が見えます。
あそこまで行けるか。





「走っている」とは言えないような速度で走って、
なんとか坂を乗り越えます。

ペースを上げると、きっと攣ります。


ふぅ、きつい。






そして、
やっとたどり着いたのが第4関門。
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関門閉鎖7分前。
5キロ手前の関門では20分以上の余裕があったのに…。




この先、
もうひとつ最終関門があります。

キロ10分でもクリアできる。
ぼんやりした頭で計算しました。




あまりにぼんやりしていたので
この先まったく写真を撮っていません。



ここから先しばらくは、

写真ではつづれない「第11回掛川新茶マラソン」になります。

どうかご理解の上、ご了承くださいませ。





残り時間を計算したものの
脚のダメージが思ったより大きい。
走って歩いての繰り返し。
まったくペースが上がりません。

しかも
フルーツステーションでメロンをいっぱい食べて
大幅なタイムロス。
でも、おいしかった。

まだ大勢のランナーさんがいたので
安心してましたが
時間的にはあまり余裕はなかったはず。

みなさん大丈夫だったのでしょうか。





淡々と坂を越え
ゆるやかに下っていると
前方から大きな声が聞こえてきました。

沿道の係りの方が叫んでいます。

「関門閉鎖まで残り5分を切りました〜」
「関門はこの先300メートルで〜す」
「がんばってください〜」

「4分を切りました〜」
「がんばれ〜」

「あと3分で〜す」
「まだ間に合いま〜す。がんばれ〜」

どのくらいのペースで行けば間に合うのか。
考えようとしますが、頭が働きません。

せっぱつまっていることは確かです。
脚が攣りそうだ。
でも止まったら、きっと間に合わない。
がんばれ!両脚、転ぶな。


ピエロの顔は笑っていますが
仮面の下は歯を食いしばり、必死の形相。
無我夢中で走りました。

こんなに必死の思いで走ったのは何年振りだろう。
十年以上前に駅伝で走ったとき以来の気がします。




やがて、
見えた。最終関門。
時計標示板が時を刻みます。
痛む脚を引きずり
もつれるような足取りで滑り込みました。

閉鎖15秒前。



係員の方の激励と応援が忘れられません。

その場でしばらく立ち止まり
振り返って関門ラインを感慨深く眺めたあと
ゆっくり歩き始めました。

この関門をクリアしたことで
今回のマラソンは終了したような感覚になっていたのです。


どのくらい歩いたか覚えていません。
とにかくフィニッシュをめざそう。
ゆっくり走り始めます。


気が楽になったせいか
痛みが和らいだ気がします。
少しだけペースを上げます。
といっても歩くよりは速い、という程度。


ピエロの仮面がジャマになってきました。
一度気になると
なかなか無視できません。

仮面を後頭部に回します。
後ろ向きで走るピエロになってしまいました。
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こんな状態でも
カメラを見ると手を挙げて応えます。





ふらふら状態でつま恋のガードまで戻ってきました。
「ピエロさん、がんばれ〜」
走り終えて帰路につく参加者のみなさんから声援が聞こえます。
声に出して応えられず、手を振って応えます。
「応援ありがとう。疲労困憊で芸ができません。ごめんなさい」
という気持ちです。

入場ゲート脇までの坂はふんばって走りました。
応援のおかげです。

ゲートからの上りはもうダメでした。
歩くのもきつい。

上りきって、ラスト500メートル。
最後の切り札、応援キッズに力を借りることにします。

おかげでラストは歩かず走ることができました。
「レインボーアフロ被るか」と尋ねたら
さすがに断られました。
小学生では、まだ仮装は早いか…





フィニッシュ直前。
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最後になって
思い出したようにカメラを構えています。




その時の写真。
画像







こうして
今まででいちばんきつかったマラソンが終わりました。

いちばんきつかったけど
応援や激励がいちばん嬉しいと思った大会でした。




大会関係者のみなさん、
沿道で声援をくれたみなさん、
いっしょに走ったランナーのみなさん、
本当にありがとうございました。





途中で出会ったランナーさんと会話したあと
預けた荷物を受け取り…

着替えのためにシートを敷いて座ったら
足の裏からふくらはぎ、太ももまで両脚が攣ってしまって
30分以上、靴も脱げず、着替えもできず
ピエロ姿のまま猛烈な苦痛にゆがんでいました。

帰りの電車、一本遅くなった上に
時間ぎりぎりで
駅でも改札関門時間に走ってすべり込み。
なんてことだ〜。




来年もきっと走ります。
待ってろ〜、ジェットコースタースロープ。
待ってろ〜、ラストのつま恋坂。





参考データ
走った距離 42.195km(フルマラソン)
グロスタイム 6時間4分・・秒
ネットタイム 5時間57分・・秒
撮影枚数 73枚





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お疲れさまでした!
痙攣でツラそうなのに後ろ向きのピエロ・・とかで、面白い気持玉付けちゃいました(;^ω^)
でも、痙攣しながらもナイスゴールです次の仮装も楽しみにしています♪
mayu
2016/04/28 23:09
お疲れ様です。自分も同じ様な経験した事あります。
又、来年もよろしくお願いいたします。
飛脚です。
2016/04/29 15:57
★飛脚さん
今まででいちばんきつい思いをした大会でしたが、それなりに楽しめました。
次回も参加するつもりです。こちらこそよろしくお願いいたします。
風鈴
2016/05/03 08:30
★mayuさん
脚が攣ることはときどきありますが、今回のは特にひどかったと思います。
疲れてくると、ピエロの面を着けているのがストレスになっちゃいました。手に持つのもジャマだったので、後ろ向きに装着。後ろを走るランナーにはどんな風に見えたんでしょうね。
風鈴
2016/05/03 08:36

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